整うということ

整うということ

「整う」という言葉を、意識して使うようになったわけではなかった。   ただ、気づけば少しだけ、息が浅くなっている時間が増えていた。   忙しいわけでもない。何かに追われているわけでもない。   それでも、立ち止まることに小さな抵抗が生まれる...
素材との対話

指先に残った重さ

今日は、素材に触れた。  海で拾ったこの一粒の白いシーグラスが、どれほどの時間をかけてここに来たのだろう。  指先に、少しだけ時の重さが残った。冷たさは、すぐに薄れた。  しばらく、手の中で転がしていた。意味を探すでもなく。  戻したあとも...
ひと息の言葉

*23:48、東京タワーの赤い光

23:48。ポケットの中で、鍵が小さく鳴った。  缶のコーヒーは、ぬるい。それでも手の中に重さがあるだけで、少しだけ今に戻れる。  ビルの屋上。都市は下で呼吸していて、遠くに東京タワーの赤い光が立っている。あの赤は、励ましというより、ただそ...
整うということ

年が変わった、その途中で

今日は、少し先のことを考えている時間があった。    何かを決めたわけではない。大きな目標が浮かんだわけでもない。    それでも、年が変わった空気の中で、  時間が静かに動き出している感覚は確かにあった。    整っている、とはまだ言えな...
素材との対話

触れていた時間

今日は、素材に触れた。  冷たかった。  軽かった。  乾いていた。  五分ほど、ただ触っていた。   掌の上に置いて、落とさないようにするでもなく、何かを確かめるでもなく。  触っているうちに、心に少しの灯がともったような気がした。  理...
整うということ

そのままで進んでいる時間の話

うまく進んでいる感じがしない日がある。   何かを失敗したわけでもなく、大きく間違えたわけでもない。   ただ、前に進んでいる実感が薄くなっているだけ。     そんな時、無理に気持ちを切り替えようとすると、余計に疲れることがある。   前...
素材との対話

素材との対話

最初から、何かを作ろうとして素材を手に取ったわけではなかった。   机の上に置いたのは、白く、少しだけ欠けたシーグラス。   拾ったときのことも、使い道も、今日は特に思い出さなかった。     触ってみると、思っていたより冷たくはなくて、で...
ひと息の言葉

*月を見て真逆方向に全力で走った話

「衝動」は理性を超えて、自らを突き動かす。   最近、どんなに忙しくても 雨が降っていない限り 夜に散歩かジョギングをする習慣ができている。   今日は、気分を変えたくて いつもより早い時間に いつもの服装に着替えて玄関を出た。   空は地...
ひと息の言葉

*自信を持つとは

今日も僕は「自信」がある状態を”演じきれた”   今の僕の状態を ”戦っている” とするならば、 銃を持った兵士が 大勢いる戦場で、 今日も生き残ることに 精一杯な新人兵士だろう。   まだまだ小さな 物語の序章にすぎないが、 ビジネスの世...
ひと息の言葉

*心機一転の霹靂

僕はどうやら”変わった”らしい。   最近ブログを書いていなかったのは たくさんの人たちに支えてもらいながら 色んな角度で小さな挑戦と変化を 日々自分自身と向き合いながら もがいている時間に 没頭していたからだ。   僕は”変われた” … ...
ひと息の言葉

*喪失と悩み

人の数だけ悩みの数がある。   周りにはいつも明るく振舞って 笑顔を絶やさない人も 悩んでなさそうに 見せてるだけかもしれない。   最近、僕の中の ”悩み”という存在は 少しだけその身を 潜めてくれている。   こうやって ブログを始めて...
ひと息の言葉

短編小説『石の物語』|作者:みなづき。|まとめ一覧

※ 当サイトではアフィリエイト広告を利用しています はじめに   ここにたどり着いたあなた様へ。   主人公「僕」が天然石である「君」と 出会った世界という物語を描いた作品の まとめ一覧リンクページとなります。   ぜひ、お好きな作品をお選...
ひと息の言葉

*23:48、東京タワーの赤い光

23:48。ポケットの中で、鍵が小さく鳴った。  缶のコーヒーは、ぬるい。それでも手の中に重さがあるだけで、少しだけ今に戻れる。  ビルの屋上。都市は下で呼吸していて、遠くに東京タワーの赤い光が立っている。あの赤は、励ましというより、ただそ...
ひと息の言葉

*月を見て真逆方向に全力で走った話

「衝動」は理性を超えて、自らを突き動かす。   最近、どんなに忙しくても 雨が降っていない限り 夜に散歩かジョギングをする習慣ができている。   今日は、気分を変えたくて いつもより早い時間に いつもの服装に着替えて玄関を出た。   空は地...
ひと息の言葉

*自信を持つとは

今日も僕は「自信」がある状態を”演じきれた”   今の僕の状態を ”戦っている” とするならば、 銃を持った兵士が 大勢いる戦場で、 今日も生き残ることに 精一杯な新人兵士だろう。   まだまだ小さな 物語の序章にすぎないが、 ビジネスの世...
ひと息の言葉

*心機一転の霹靂

僕はどうやら”変わった”らしい。   最近ブログを書いていなかったのは たくさんの人たちに支えてもらいながら 色んな角度で小さな挑戦と変化を 日々自分自身と向き合いながら もがいている時間に 没頭していたからだ。   僕は”変われた” … ...
ひと息の言葉

*喪失と悩み

人の数だけ悩みの数がある。   周りにはいつも明るく振舞って 笑顔を絶やさない人も 悩んでなさそうに 見せてるだけかもしれない。   最近、僕の中の ”悩み”という存在は 少しだけその身を 潜めてくれている。   こうやって ブログを始めて...
ひと息の言葉

短編小説『石の物語』|作者:みなづき。|まとめ一覧

※ 当サイトではアフィリエイト広告を利用しています はじめに   ここにたどり着いたあなた様へ。   主人公「僕」が天然石である「君」と 出会った世界という物語を描いた作品の まとめ一覧リンクページとなります。   ぜひ、お好きな作品をお選...
ひと息の言葉

-君と、はぐくむ。-

—— 僕は、”優しい”らしい。 —— 誰かにとって、例外はなく。   君は優しい。 誰か、という対象が無くとも。   —— 僕は他人に興味がない。 —— 効率よく自分の感情を    処理することが処世術だから。   君は、愛することに誠実だ...
ひと息の言葉

-人生の羅針盤- 短編小説:石の物語

午前5時58分。   窓の外の空も、まどろみながら 変わらない僕を包み込んでいる。   都会での慌ただしい生活が始まってから 2年が経とうとしていた。   いつだっただろうか どこまでも突き進んでいく勇敢な、 勇者みたいな存在の君が 前を向...
ひと息の言葉

*追う

「何者かになりたい。」 これが僕の焦りを 生み出した気持ちであったことは間違いない。   あれ? 僕より若い世代の人たちが 世界でも活躍してるのに。   お金もたくさん稼いで 有名で 性格も良さそうで あんなにキラキラしてる。   でも、自...